デートのご飯の決め方|「何食べたい?」で失敗しないお店選びと聞き方のコツ

0 デートのご飯の決め方|「何食べたい?」で失敗しないお店選びと聞き方のコツ

気になる相手とのデートが決まり、行き先までは順調に進んだのに、ご飯をどう決めるかで手が止まる。「何が食べたい?」と聞けば「何でもいいよ」と返ってきて、結局どこにすればいいのか分からなくなる

——10代から30代の男性がつまずきやすいのが、まさにこの「ご飯の決め方」です。

ただ食べる場所を決めるだけの作業に見えて、実はここに気遣いや段取りの良さがそのまま表れます。

お店の決め方ひとつで、相手から見たあなたの印象は大きく動きます。逆に言えば、流れさえ押さえておけば、特別なセンスがなくても「ちゃんとしている人」と感じてもらえます。

「何食べたい?」の丸投げが、いちばん多い失敗

1 「何食べたい?」の丸投げが、いちばん多い失敗

ご飯の決め方で最も多いつまずきは、お店選びを相手に丸ごと委ねてしまうことです。「何が食べたい?」「どこに行きたい?」と聞くのは、一見すると相手の希望を尊重しているように思えます。

けれど、毎回これをやられると、相手は「店探しの手間を押しつけられている」「リードしてくれない」と感じてしまいます。

「お店は男子が決めてほしい!その場で決めるとグダグダになるから、会ったときにはある程度、決めていてほしい」と望む人は少なくありません。その場の思いつきで進めようとするほど、計画性のなさが透けて見えてしまいます。

なかには、ただ食べたいものを聞かれること自体に冷めてしまう人もいます。

「デートの初めに漫然と『何食べたい?』なんて聞かれたら、がっかりしちゃいます。こないだ仕事で食べたそばがチョーおいしくてさぁ。君にも食べさせたいんだよ、くらいの物語は用意してください」

求められているのは完璧な提案ではなく、「あなたと食べたい」という熱量と、ほんの少しの準備です。

自分の好みだけで押し切るのも逆効果

逆に、自分の食べたいものだけでお店を決めるのも危うい選択です。

「ここのラーメンが一番うまいから」「今日はどうしても肉が食べたい」と、相手の気分を確認せずに進めると、不満を抱えさせてしまいます。

辛いものが苦手な人を激辛の店に連れて行く、少食の人を大盛り自慢の店に誘う、といったミスマッチは配慮不足と受け取られます。

予約なしで当日歩き回るのが最悪手

「当日歩きながら決めればいい」という発想は、デートではかなり危険です。週末や祝日の食事どきは、人気店はどこも満席ということが珍しくありません。たとえば、こんなケースです。

「ある男性が食事の場所を当日選ぼうとした結果、良いレストランが見つからず、探すためにヒールの女性をたくさん歩かせた上、最終的に安いチェーン店で食事をすることになりました。この不手際から女性は男性の準備不足を感じ、その後の関係が冷え切ってしまいました。」

ヒールで歩く負担と、店が決まらない気まずさが重なると、挽回はかなり難しくなります。スムーズに食事ができるよう、事前の準備は欠かせません。

「なんでもいい」に隠れた本音を読み解く

2 「なんでもいい」に隠れた本音を読み解く

「なんでもいい」「任せる」という返事は、無関心のサインではありません。多くの場合、その裏には細やかな気遣いが隠れています。

「私が本当に何を食べたいかよりも、相手に迷惑をかけない無難なものを答えなくてはいけないような気がして面倒に感じた」

相手の予算や好みを推し量って、無難な答えに落ち着いているだけ、というケースは多いものです。さらに踏み込めば、こんな遠慮もあります。

「お寿司が食べたかったが、金欠だと聞いていたので言えなかった」

つまり「なんでもいい」は、本当に何でもいいのではなく、「常識的な範囲なら任せる」という条件つきの許可だと考えたほうが近い。だからこそ、ここで極端に安い店を選んだり、聞いておきながら却下したりすると、一気に信頼を失います。

「その質問に答えていったら『あーそれ苦手だわ……。ほかは』って言いながら却下されたことがある」

意見を求めておきながら自分の都合で切り捨てる行為は、相手に強い徒労感を残します。聞くと決めたなら、その答えを尊重する姿勢が前提になります。

失敗しないご飯の決め方【4ステップ】

3 失敗しないご飯の決め方【4ステップ】

迷ったときは、順番に詰めていくと外しにくくなります。次の4ステップを意識するだけで、相手に喜ばれる店選びになります。

STEP1:苦手な食べ物とアレルギーを先に確認する

お店を探し始める前に、必ず確認したいのが「アレルギー」と「苦手な食べ物」です。ここを飛ばして予約すると、当日お店で食べられるものがない、という事態になりかねません。

「アレルギーとか、苦手なものってある?」とストレートに聞いて問題ありません。この一言があるだけで、気遣いができる人だと伝わります。

STEP2:ジャンルを2〜3択に絞って聞く

苦手を把握したら、料理のジャンルを絞ります。ここでの鉄則は、ゼロから選ばせるのではなく、こちらである程度絞った選択肢を渡すことです。

「お店を決めるとき、『どこでもいいよ』って言われると困る!『こっちとこっち、どっちがいい?』って聞いてほしい」

求められているのは、まさにこれです。「イタリアン、和食、焼き鳥ならどれがいい?」と3つほど提示すれば、相手は選ぶだけで済み、丸投げの印象もありません。男女それぞれの役割を、こう言い切る人もいます。

「どこに連れて行けばいいかわかんないんだったら、行くお店を3〜5種類ピックアップすればいいだけなのよ。男が選ぶ余地を与えてくれたら誰も文句は言わない。女は『なんでもいいよ』などと言わずにきちんと選べばいいのよ」

男性は選択肢を出す、相手はその中からきちんと選ぶ。この役割分担が決まれば、店選びは驚くほどスムーズになります。

STEP3:雰囲気・席・アクセスでお店を絞る

ジャンルが決まったら、それに合う店をいくつかピックアップします。味だけでなく、次の3点も見ておくと失敗が減ります。

落ち着いて話せる雰囲気か、初対面でも緊張しにくいカウンターや横並びの席があるか、待ち合わせやデートスポットから移動しやすいか。

駅から遠い、乗り換えが多い店は、料理が良くても満足度を下げがちです。食後にカフェへ移動できるかなど、周辺環境まで見ておくと当日の流れがスムーズになります。

STEP4:予約して、決まったことを共有する

店が決まったら予約を入れます。ただし、相談なしに独断で全部決めてしまうのは考えものです。

「予約されてると『もうそのお店って決まってるの?』って思う」

リードはしてほしいけれど、勝手にすべて決められるのは違う——この微妙な感覚を踏まえ、ジャンルや候補を一緒に決めたうえで予約に進むのが理想です。

「〇日の〇時に〇〇というお店を予約したよ。当日楽しもうね」と伝えれば、相手も安心して当日を迎えられます。

LINEでの聞き方で印象が決まる

4 LINEでの聞き方で印象が決まる

ご飯決めは、当日より前、LINEのやり取りの段階からすでに始まっています。同じことを聞くにも、言い方ひとつで配慮が伝わるかどうかが変わります。

重く感じさせるNGな聞き方

「今日のご飯どうする?」「食べたいものある?なければ適当に決めるけど」——こうした漠然とした聞き方は、相手に考える負担を押しつけます。

特に「適当に決める」という言葉は、デートへの熱量が低いと受け取られかねません。

選ばせるより「選びやすく」してあげる

コツは、広すぎる質問を避けて、2〜3択で軽く投げることです。「最近お肉か海鮮が食べたい気分なんだけど、どっちが惹かれる?」「パスタか、お魚のお店か、落ち着いた和食ならどれがいい?」のように聞けば、相手は選ぶだけで済みます。

同時に、あなたが事前に店を探している努力も伝わります。

それでも「なんでもいい」と返ってきたら、無理に選ばせず、「じゃあ今回は気になってたイタリアンにしてもいい?」とこちらで決めてしまいましょう。

「任せてくれてありがとう」の一言を添えると、よりスマートです。

関係性・シーン別のお店選び

5 関係性・シーン別のお店選び

デートの段階や相手によって、正解の店は変わります。今の距離感に合っているかで判断すると、外しにくくなります。

初デート・付き合う前は会話のしやすさを最優先

初対面に近い段階では、特別感より安心感です。高級すぎる店や静かすぎる空間は緊張を強め、会話がぎこちなくなります。

価格帯は中程度で、気負わず入れるカジュアルなイタリアンやバル、落ち着いたカフェが向いています。

席は、真正面で向き合うより、視線がぶつかりにくいカウンターやL字のほうが話しやすい。実は男性側にとっても、カウンターは沈黙を埋める助けになります。

「カウンターの中の人と談笑する自信がなくても、調理の様子や、カウンターに置かれている食材やお酒を話のネタにできるのもカウンター席の利点ですね。」

夜の高級店やお酒前提の個室は、関係が浅いうちは警戒されることもあります。初回はランチや早めのカフェから入り、回を重ねてディナーへ広げる流れが自然です。

大学生は予算より「雑に見えない」を意識

学生のデートで、無理に高い店を選ぶ必要はありません。大切なのは、限られた予算でも雑に見えない店を選ぶこと。

内装がきれいなチェーン店、ランチセットの充実したカフェ、清潔感のある定食系なら十分候補になります。

安さだけで選ぶとセンスを疑われますが、雰囲気・アクセス・会話のしやすさまで考えていれば、予算が低くても好印象は作れます。

2回目以降・付き合った後は好みと特別感を反映

一度デートして好みが見えてきたら、次はそこに寄せます。

「この前タイ料理が好きって言ってたから、いい店を探してみた」と提案できれば、「ちゃんと覚えていてくれた」と喜ばれます。

付き合った後は、つい定番やチェーンばかりになりがちですが、ときには新しい店を開拓する意識を持ちたいところ。記念日は少し特別感のある店、普段は気軽な店、とメリハリをつけると、関係を新鮮に保てます。

ジャンル別の向き・不向き

6 ジャンル別の向き・不向き

同じ「おいしい」でも、デート向きかどうかはジャンルで変わります。基準は自分の好物かどうかではなく、相手が食べやすく、会話しやすいかどうかです。

イタリアン・和食・寿司は外しにくい王道

この3つは好き嫌いが分かれにくく、店の数も多く、価格も調整しやすい王道です。

イタリアンはおしゃれで会話しやすく、初デートでも使いやすい。和食は落ち着いた印象で年齢を問わず選びやすい。

寿司は特別感が出ますが、回らない高級店だと緊張しやすいので、カジュアル寄りの店のほうが無難です。迷ったらこの3つから考えると大きく外しません。

焼肉・居酒屋・ビュッフェは事前確認が必須

盛り上がりやすい反面、評価が分かれるジャンルです。とくに焼肉は、意見が真っ二つに割れます。

「においがつく系のお店は嫌だ。せっかくデートでおしゃれしてるのに、服と髪ににおいがつくと最悪」

その一方で、まったく逆の感覚もあります。

「焼肉は美味しいから」「できたら綺麗なお店がいいけど、好きなので気にならない」

「肉なら喜ぶだろう」と決めつけるのが一番危ない、ということです。相手が好きだと分かっているなら問題ありませんが、確認なしで選ぶのはリスクが残ります。

居酒屋はお酒前提に見えたり騒がしくて会話しにくかったり、ビュッフェは動き回ってデート感が薄れたりする点にも注意したいところです。

避けたほうが無難な料理

匂いの強い料理(焼肉、ニンニク系)は、その後の予定や帰りの電車を気にして相手が楽しめないことがあります。

殻付きの蟹や骨付き肉など食べ方が難しい料理は、食べるのに必死で会話が止まりがち。カレーうどんやラーメンなど汁が跳ねる麺類は、お気に入りの服を汚すリスクがあります。

「友達と行くようなラーメン屋やたこ焼き屋は嫌!落ち着いたカフェとかに行きたい」

日常使いの延長は、初期のデートでは「特別扱いされていない」と受け取られやすいことも、頭に入れておきたいポイントです。

予算と支払いのリアルな相場

7 予算と支払いのリアルな相場

予算設定は店選びの土台です。高すぎれば気を使わせ、安すぎればがっかりされます。

年代別の予算目安

10代〜20代前半なら、ランチで1,500〜2,000円、ディナーで1人3,000〜4,000円程度。

20代後半〜30代なら、ランチで2,000〜3,000円、ディナーで5,000〜8,000円程度が目安です。

狙いたいのは、高すぎず安すぎないミドルゾーンです。

「相手にとって大切なのは、『高級な食体験』ではなく『自分のためにお店を選んでくれた』ことです。とはいえ、安価なファストフードやファミリーレストランを選んでしまっては印象が悪くなってしまいます。ランチであれば2,000~3,000円くらいのお店が適当でしょう。」

一方で、安すぎる店は「初回くらいは」という期待を裏切ります。

「初デートで安いファミレスは嫌。2回め以降は記念日以外だったらいいけど、最初はちょっと気合いをいれてほしい」

記念日や誕生日は、この目安より少し上げて特別感を出すと喜ばれます。

奢り・割り勘で見られているもの

支払いに絶対の正解はありませんが、自分から誘ったデートや初回は、全額ご馳走するか、少し多めに払うのが無難です。会計は金額以上に「スマートさ」が見られています。

「1円単位まで割り勘にしようした人がいて、びっくりした」

割り勘そのものより、細かく計算する所作に冷める、ということです。相手が払うと申し出たら頑なに拒まず、「じゃあ次のカフェ代をお願いしていい?」と返すと、互いに気持ちよく、次の流れにもつながります。

お店選び以上に見られている当日の振る舞い

8 お店選び以上に見られている当日の振る舞い

良い店を選べても、当日の振る舞いで評価がひっくり返ることがあります。

店員への態度は一瞬で本性と見なされる

自分にどれだけ優しくしていても、店員に横柄な態度を取った瞬間、相手はそれを「いずれ自分にも向く本性」として受け取ります。

「彼は普段はとても優しいのに、レストランのスタッフにはなぜか威張り散らし、すごく感じが悪かった。それが本当の姿に思い、幻滅した」

注文を雑に頼む、料理が少し遅いだけで不機嫌になる、といった態度は、それだけで関係を終わらせる威力があります。逆に、店員に丁寧に接する、取り皿や水に自然に気づくといった所作は、そのまま好印象につながります。

失敗しても「素直に謝る」で挽回できる

完璧である必要はありません。むしろ、つまずいたあとの対応に人柄が出ます。

「『ごめん。次は気をつけるね』の一言で、人間性が見えて、十分挽回になっている」

見栄を張らず素直に謝れるかどうかが、挽回の分かれ目です。一度の失敗で全てが終わるわけではなく、そこからどう立て直すかを相手は見ています。

ハズレを引かないお店の探し方

9 ハズレを引かないお店の探し方

効率よく、ハズレの少ない店を見つける方法も押さえておきましょう。

グルメサイトは口コミの「中身」まで読む

食べログやホットペッパーグルメ、ぐるなびは、基本情報と口コミの確認に便利です。検索では「エリア」「ジャンル」に加えて、「個室」「カウンターあり」「禁煙」などの条件で絞り込みましょう。

点数だけでなく、「デートで利用しました」「雰囲気が良かったです」といった口コミの中身まで読むと、当日のギャップが減ります。

SNSでリアルな雰囲気をつかむ

近年の主流はInstagramなどのSNS検索です。「#渋谷ディナー」「#新宿イタリアン」で探すと、利用者が投稿したリアルな料理写真や店内の空気感が直感的に分かります。

グルメサイトの写真はお店が用意したものが多いため、SNSで実際の雰囲気の目星をつけ、グルメサイトで予約状況やメニューを確認する、という使い分けが効率的です。

大切なのは完璧な店より「一緒に過ごす時間」

10 大切なのは完璧な店より「一緒に過ごす時間」

ご飯の決め方の軸は、相手の意見を尊重しながら、最後はこちらがしっかりリードすることです。「なんでもいい」に焦るのではなく、苦手を先に聞き、選択肢を用意し、予約まで済ませておく。その一つひとつが、思いやりとして相手に伝わります。

そして忘れたくないのは、店選びはあくまで手段だということ。

「自分も行きたいところがあるから、デートしているときに二人で決めたい!」

決めるプロセスそのものを一緒に楽しみたい、という相手も少なくありません。完璧な一軒を探し当てることよりも、二人が心地よく笑って過ごせる時間をつくること。そこに意識を向ければ、ご飯選びは自然とうまくいきます。

ABOUTこの記事を書いた人

アバター画像

サイト全般に渡る内容、お知らせ、ユーザー投稿記事、寄稿記事、複数ライターの執筆記事などを投稿すための編集部アカウントです。