約束の日が近づくほど気が重くなり、「正直、今回はめんどくさいな」と思ってしまう。誘ってくれた相手に悪いと思いつつ、どう断ればいいのか分からず、返信を後回しにしている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、気乗りしない理由を2つに分けたうえで、相手への気持ちに合わせた断り方と例文を紹介します。避けたい断り方や、断ったあとに困ったときの対応まで、相手にも自分にも誠実でいられる伝え方をまとめました。
「気乗りしない」には2種類ある
デートに気乗りしないとき、まず考えたいのは「なぜ気が進まないのか」です。理由によって、選ぶべき伝え方がまったく変わります。
相手への好意が薄くて気が進まない
1つ目は、相手そのものに気持ちが向いていないケースです。マッチングアプリで何度かやり取りした、紹介で一度会った、でも「この人と付き合う姿が想像できない」。こうしたときの気の重さは、日が近づいても消えません。
しつこく誘われていた男性に根負けして会いましたが、全然盛り上がらず楽しくありませんでした
気が進まないまま押し切られて会っても、楽しめないのはお互いさまです。この場合に大切なのは、会うかどうかより、相手に期待を持たせ続けないことです。後半で詳しく触れますが、曖昧な返事を続けるほど、相手の時間を奪うことになります。
好意はあるのに、準備や気疲れでめんどくさい
2つ目は、相手のことは嫌いではないのに、デートそのものが面倒に感じるケースです。服を選ぶ、店を探す、当日の流れを考える。真面目な人ほど、こうした準備を重く受け止めがちです。
好きなんだけど、デートコース考えたり、どうやってエスコートしようって悩むのは、いくら好きでも面倒くさいですからね。
この感覚は男性に限りません。20〜30代の女性でも、約6割がデートを「めんどう」と感じた経験があるとされています。理由は疲れ・メイクや服の準備・移動など、相手への気持ちとは別のものが目立ちます。
疲れてるのにオシャレして遠くに出かけないといけない
こうした負担は、相手を好きかどうかとは関係なく生まれます。
「行くまでが面倒」で、行けば楽しいこともある
気乗りしない=脈なし、とは限りません。予定を立てて出かけるまでが億劫なだけで、会ってしまえば楽しく過ごせる、という人は意外と多いものです。
予定を決める、準備して現地に行くまでが相当めんどうくさい。行ったら楽しめるが、行くまでがとにかく嫌い。デートに限らず何の予定でも
「デートが面倒=相手への気持ちが冷めた」と決めつけて関係を終わらせてしまうと、あとで後悔するかもしれません。まずは自分がどちらのタイプなのかを見極めましょう。
断る前に考えたい3つの選択肢
気乗りしないからといって、選択肢は「行く」か「断る」かの2つだけではありません。特に相手に好意がある場合は、断る前に次の3つを考えてみてください。
面倒の正体を書き出してみる
何が面倒なのかを具体的にすると、解決策が見えてきます。たとえば「店選びが面倒」なら相手と一緒に決める、「遠出がしんどい」なら近場にする、「長時間の会話に疲れる」なら2時間程度で切り上げるプランにする、といった具合です。
外に出るのがそもそもめんどう。相手の行きたいところで自分が興味ないところに行くとき
行き先が自分の興味と合わないだけなら、行き先を一緒に選び直せば解決します。面倒の中身が相手そのものではなく、段取りや移動にあるなら、それは断る理由ではなく、デートの形を変える理由です。
延期する・頻度を落とす
単に疲れがたまっているだけなら、無理に予定を詰めず、日程をずらすのも一つの方法です。毎週会っていたのを隔週にするなど、ペースを落とすだけで気持ちが楽になることもあります。
面倒だなーって思うときとか。嫌いじゃないけど、たまにそういう気持ちになったことある。
デートに誘われたけどなんとなく気乗りしない時(相手が悪い訳じゃなくて、自分の気分のせい)は、延期にしますか?
こう迷う人は少なくありません。相手が悪いわけではないなら、断るのではなく「延ばす」という発想を持っておくと、関係を壊さずに済みます。
軽い形に変えて会う
ランチだけ、カフェで1時間だけ、仕事帰りに軽く食事だけ。会う時間を短くしたり、準備の少ないプランにしたりすると、気の重さはかなり減ります。
| 気が重い理由 | 変え方の例 |
|---|---|
| 準備が面倒 | 近所のカフェ |
| 長時間がしんどい | ランチのみ |
| プランを考えるのが負担 | 2人で一緒に決める |
付き合っている相手なら、おうちデートに切り替えるのも手です。「今日は家でゆっくりしたい」と正直に言えば、案外あっさり受け入れてもらえることもあります。
好意が薄い相手への断り方の基本
相手に恋愛感情を持てないと分かっている場合は、延期ではなく、きちんと断るほうが誠実です。ここでは基本の3つのポイントと例文を紹介します。
早めに・感謝を添えて・期待を持たせない
断るときに押さえたいのは、次の3点です。
- 早めに伝える:日程が決まっているなら、当日が近づく前に連絡する
- 感謝を添える:「誘ってくれてありがとう」と最初に伝える
- 期待を持たせない:「また今度」など、次があると受け取れる言葉を避ける
相手は勇気を出して誘ってくれています。その気持ちへの感謝を示しつつ、結論ははっきり伝えるのが、相手の時間を大切にすることにもつながります。
交わしたり断り続けるのも精神的に疲弊するから、一度ではっきり断る
興味ないのに一度でもチャンスをあげる方が後々面倒臭いことになるもの。
気乗りしないまま会うと、相手は「脈がある」と受け取りやすくなります。誘いに応じてくれた時点で好意を感じる、という人は少なくありません。だからこそ、会う前に線を引くほうが、結果的にお互いのためになります。
そのまま使える断りの例文
関係の深さや、これまでのやり取りの雰囲気に合わせて調整してください。
まだ1回も会っていない相手に 「お誘いありがとうございます。いろいろ考えたのですが、今回は会うのを見送らせてください。やり取りしてくれて本当にありがとうございました。」
1〜2回会ったあとの相手に 「この前は楽しい時間をありがとう。正直に言うと、恋愛として前に進むのは難しいと感じていて、2人で会うのはこれで最後にさせてほしい。ごめんね。」
友人としての関係は続けたい相手に 「誘ってくれてありがとう。ただ、恋愛として見るのは違うなと思っていて、2人きりで出かけるのは控えたい。みんなで会うときはまたよろしく。」
「忙しい」「予定が分かったら連絡する」は伝わりにくい
角を立てたくなくて「最近忙しくて」「予定が分かったら連絡するね」と返す人は多いです。ところが、この言い方は断りとして伝わらないことが多いのが実情です。
言った側は「察してほしい」と思っていても、受け取った側は「忙しいなら落ち着いたらまた誘おう」と考えます。結果として誘いが何度も続き、断る側も断られる側も疲れてしまう、というのはよくあるパターンです。
「もしかすると…」という期待を持たせることになり逆効果です。
相手を思って遠回しにしたつもりでも、かえって相手を待たせることになります。好意がないなら、やわらかい言葉を選びつつも、結論だけは曖昧にしないことが大切です。
避けたい断り方
断り方ひとつで、相手の受け取り方は大きく変わります。次の4つは、できるだけ避けましょう。
すぐバレる嘘をつく
「その日は仕事で」と言ったのに、SNSに遊びに行った写真を載せてしまう。共通の知り合いがいる相手に、つじつまの合わない理由を伝える。こうした嘘が分かると、相手は断られたことより「嘘をつかれた」ことに傷つきます。
理由を詳しく作り込むほどボロが出やすくなります。詳しい理由は言わず、「今回は見送らせてほしい」と結論だけを伝えるほうが、相手にも自分にも負担が少なくて済みます。
当日になってからキャンセルする
前日の夜や当日の朝に「やっぱり行けない」と伝えるのは、相手の予定や準備を無駄にしてしまいます。お店の予約をしてくれていた場合はなおさらです。
気が進まないと感じた時点で、なるべく早く連絡しましょう。本当に体調を崩したなど、やむを得ない当日キャンセルの場合は、まず謝罪を伝え、予約のキャンセルなども自分から申し出ると誠意が伝わります。
既読スルー・無視で終わらせる
返事をしないまま自然消滅を待つのは、いちばん楽に思えるかもしれません。ただ、無視をする人の多くは、悪気があるわけではないようです。
断りのセリフを考えるうちに返事するのが嫌になってしまい返事しないままってことが多い
断りの文言に悩んでいるうちに、返信できなくなってしまう。その気持ちは分かりますが、待たされる側は「何か悪いことをしたのか」と悩み続けます。
自分だったら何度か食事まで行って無視されるとか嫌だし、なんか腹立たしく感じるので。
短い一文でもかまいません。先ほどの例文をそのまま使って、返事だけは送りましょう。
曖昧に引き延ばす
「考えておくね」「また連絡する」と返事を先送りにし続けるのも、相手を長く待たせる点では無視と同じです。
断るならちゃんと断らないと、面倒なことになりそうです。
断るつもりがあるなら、引き延ばすほど言い出しにくくなり、相手の期待もふくらみます。
きっぱり断れないので「予定が合わない」「こちらから連絡します」を続ける。
こうした断り方を選ぶ人は多いものの、相手には「まだ可能性がある」と映ります。言いにくくても、どこかで結論を伝えることが、相手を解放することにつながります。
好意はあるのに気乗りしない日の伝え方
相手のことは好きなのに、今日はどうしても気分が乗らない。そんなときは、断り方より「次につなげる伝え方」を意識しましょう。
疲れや体調は正直に伝えていい
仕事で疲れている、寝不足でつらい、少し体調が悪い。こうした理由は、無理に隠さず正直に伝えてかまいません。むしろ、疲れた状態で会って不機嫌に見えるほうが、相手を不安にさせます。
『ごめん、体調があんまよくなくて、せっかく約束してたのにごめんね、次の休みの日程分かったら教えて!』って素直に言う
この伝え方のポイントは、謝罪と、次に会う意思の両方が入っていることです。相手は「断られた」ではなく「延期になった」と受け取れます。
元気で可愛い状態で彼には会いたいから、と補足やフォローの文面も入れますけどね。
男性なら「万全の状態で会いたいから」と一言添えるだけでも、相手を大切に思っている気持ちが伝わります。
「また誘って」を先に言う
好意がある相手に断りを入れるときは、自分から次の約束を示すのが効果的です。
俺の場合はまた誘って下さいと先に言ってしまうのですが
「今回はごめん」で終わらせず、「来週の土曜はどうかな」「次は自分から誘うね」と添えるだけで、相手の受け止め方はまったく違います。可能なら代わりの日程をその場で提案しましょう。
例文 「ごめん、今週は仕事が立て込んでいて、ちょっと疲れが抜けない。会いたい気持ちはあるから、来週の土曜に変えてもらえるとうれしい。どうかな?」
嘘の理由に頼りすぎない
「急な仕事」「家族の用事」といった理由は、1回なら角が立ちません。ただ、好意がある相手に何度も使うと、相手は避けられていると感じ始めます。
本当の理由が「なんとなく気分が乗らない」なら、「ちょっと疲れがたまっていて、今日は家でゆっくりしたい」と、正直な気持ちをやわらかく伝えるほうが長続きする関係につながります。
上記の理由で断る時もあります。彼も理解してくれます。
気分が乗らない、疲れているといった素直な理由でも、関係ができている相手なら受け止めてもらえることは多いものです。
断ったあとに困ったとき・断られる側になったとき
最後に、断ったあとに起こりがちな困りごとと、逆に自分が断られる側に立ったときの考え方を整理します。
しつこく誘われる場合
はっきり断っても、何度も誘ってくる相手はいます。その場合は、理由を毎回変えて断るより、同じ結論を短く繰り返すほうが効果的です。
何かと理由を付けて断っても、何度も誘ってくる人がいて、そういう時は理由を考えるのも面倒くさいし、誘われること自体がストレスになる。
「前にも伝えた通り、2人で会うのは難しいです」と、感情的にならず同じ内容を伝え続けましょう。理由を付け足すほど「その理由が解決すれば会える」と受け取られやすくなります。それでも続いて身の危険を感じる場合は、ブロックや、共通の知人・運営への相談も考えてください。
相手が不機嫌になった場合
断ったことで、相手が怒ったり嫌味を言ったりすることもあります。そのときに、改めて謝ったり言い訳を重ねたりする必要はありません。
なんで断る側がペコペコ頭下げて気を遣わないといけないんだろう…
そう感じるのは自然なことです。 一度誠実に伝えたなら、それ以上の説明は不要です。「不快にさせてしまったならごめんなさい」と短く返し、やり取りを終えてかまいません。断ること自体は、何も悪いことではないからです。
自分が断られる側になったときの受け止め方
逆に、自分が誘った相手から「最近忙しくて」「予定が分かったら連絡するね」と返ってきたら、それはやんわりとした断りである可能性があります。
予定わかり次第連絡するね(二度と連絡しないの意)ってLINEで切ったのに
この言葉を「次がある」と受け取って誘い続けると、相手を困らせてしまいます。相手から日程の提案がないまま同じ返事が続くなら、一度引いて、相手からの連絡を待つのが誠実な対応です。
断る側にも、罪悪感や「どう言えば傷つけないか」という悩みがあります。それを知っておくと、断られたときに必要以上に落ち込まずに済みます。
ショックで立ち直れないとか相手に腹立つとかは(当然ですが)一切無く「そっかあ」という感じでしたよ
断られても、それはあなたの人柄が否定されたわけではありません。「そっか」と受け止めて、次の出会いに目を向けましょう。
まとめ
デートに気乗りしないときは、まず「相手への好意が薄いのか」「準備や気疲れで面倒なだけなのか」を見極めることが出発点です。
- 好意が薄い相手:早めに、感謝を添えて、期待を持たせずに断る
- 好意はあるが面倒な日:疲れを正直に伝え、代わりの日程や「また誘って」を添える
- 避けたい断り方:バレる嘘、当日キャンセル、無視、曖昧な引き延ばし
断ることは、相手を傷つけることではありません。正直に、でも思いやりのある言葉で伝えることが、相手の時間を大切にし、自分の気持ちも守ることにつながります。
