デートの約束はできたのに、「何時にする?」の一言がなかなか送れない。送ったら送ったで「何時でもいいよ」と返ってきて、結局前日の夜までぼんやりしたまま……。そんな経験がある人は少なくないはずです。日にちが決まると安心してしまい、時間の話が後回しになるのはよくあることです。
ただ、待ち合わせの時刻が決まらない状態は、自分が思っている以上に相手の負担になっていることがあります。この記事では、デートの時間を「いつ」「どうやって」LINEで決めればいいのかを、男女の感じ方の違いと実際の声をもとに解説します。相手を大切にしていることが自然に伝わる、時間の決め方を一緒に見ていきましょう。
デートの時間がなかなか決まらないのはなぜ?男女で違う本音
時間が決まらないのは、どちらかがだらしないからとは限りません。決める側と待つ側で、そもそも「時間」の重みが違うことが大きな理由です。まずはお互いの本音を知っておきましょう。
男性が時間を決めず先延ばしにしがちな心理
時間を決めるのを後回しにする男性の心理は、大きく3つに分かれます。1つ目は、すぐに返信すると暇だと思われそうで、つい返信を寝かせてしまう「駆け引き」の気持ち。2つ目は、デート先を調べて候補を絞っている間に、返信が遅れてしまうケースです。
3つ目が、「直前まで自分の状態を見てから決めたい」というタイプ。前日に急な予定や夜更かしが入るかもしれないので、起きられる時間がわかってから決めたいという考え方です。
デートの前日にオールやら夜遅くまでの用事が急に入ってきた場合、ギリギリまでコンディションが分からないからです。
ほかにも、先の予定をきっちり決めること自体が窮屈に感じる、という声もあります。
予定を早く立てるのがそんなに好きじゃない人間です。まだ先のことなのに今決める意味…と思ってしまいます。
どれも悪気があるわけではなく、本人にとっては筋の通った理由です。ただし、それはあくまで「自分の都合」から見た話だという点は押さえておきたいところです。
女性が「早く決めてほしい」と感じる理由
一方、女性側の本音で圧倒的に多いのが「準備のために時間を逆算したい」という声です。メイクやヘアセット、服選びに加えて、移動時間も考えると、待ち合わせ時刻から何時間も前に動き出す必要があります。
デートの前日に場所や時間が決まってないとストレスに感じます。女子なので準備するのに時間がかかるし逆算して動かなきゃいけない。
「準備に2時間かかるから、前日の夜までには決まっていてほしい」という人もいます。男性が家を出る30分前に起きても間に合うのとは、前提がまったく違うのです。前日の夜に時間を聞いたら返事がなく、翌朝になって寝落ちしていたと連絡が来た、という経験談もありました。
前日の22時くらいに何時に会う?とLINEしたところ連絡がつかず翌日の朝になって寝落ちしてた〜と返信がありました。
決まらない時間は相手にとって「待機時間」になる
見落としがちなのが、時間が決まっていない間、相手はほかの予定を入れられないということです。午前中に用事を済ませたくても、もし10時集合になったら困るので動けない。結果的に、1日まるごと連絡待ちで過ごすことになります。
片側では何時連絡が有るか判らないので、常に待機状態で時間を拘束されてる。
自分は「まだ決めていないだけ」のつもりでも、相手にとっては時間を預けたまま放置されている状態です。この感覚のズレが、デート前から小さな不満を積み上げてしまいます。
デートの時間は「いつまでに」決めるのが理想か
では、時間はいつまでに決めればいいのでしょうか。結論からいうと、遅くとも前日の夕方まで、理想は日にちと同時に決めるのがおすすめです。
基本は「前日の夜より前」、理想は日程と同時
前日の夜に決めようとすると、相手が寝てしまったり、返信が翌朝になったりするリスクがあります。そうなると準備の段取りが崩れ、当日の朝からバタバタすることに。日にちが決まったタイミングで、「時間は〇時くらいでどう?」とまとめて提案しておけば、この心配はほとんどなくなります。
30代の女性からは、厳しい意見も見られました。
いい大人が1時間前に待ち合わせ場所決めるとか小学生の子供じゃないんだから
直前まで決まらないことは、それだけで「この人は自分との約束を軽く見ているのでは」と受け取られかねません。せめて前日には決まっていてほしいと感じる人は、せっかちなのではなく、ごく普通の感覚だと考えておくのが安全です。
また、日程調整そのものが長引くと、熱意が伝わりにくくなるという指摘もあります。
日程調整が長引くと熱意が伝わりにくくなるので、できるだけ効率的に決めるといいでしょう
当日決めでも成立する2人の条件
もちろん、当日に「今から会える?」と決めるデートがすべてダメなわけではありません。気分が乗った日に声をかけたいタイプの人もいますし、お互いが同じペースで動けるなら、それはそれで楽しい関係です。
ただし、成立するのは付き合いが長く、お互いが直前決めを苦にしていない場合に限られます。片方だけが前日から準備して待っている状態なら、それは「自由なデート」ではなく、一方的に合わせてもらっているだけです。相手がどちらのタイプかわからないうちは、前日までに決めるほうを選びましょう。
なお、当日の集合時刻を何時ごろにするか、シーン別の具体的な時間帯については「デート集合時間の正解ガイド」で詳しく解説しています。
LINEで好印象に時間を決める聞き方・コツ
ここからは、実際にLINEでどう聞けばいいのかを見ていきます。ポイントは、相手が答えやすく、断りやすい形にすることです。
「何時でもいいよ」「合わせるよ」が微妙に響く理由
相手に気を遣ったつもりの「何時でもいいよ」「そっちに合わせるよ」。実はこれ、受け取る側には負担になることがあります。決める作業をまるごと相手に渡してしまうからです。
『相手に完全に丸投げしている』という意味では、印象はよくないと思います。
さらに、「合わせるよ」と言われると、相手は自分の希望を言いにくくなります。こちらの都合を優先してくれているぶん、もし都合が悪くても断りづらいのです。
『合わせるよ』って表現は、もし断る場合、プレッシャーになってしまうかな
受け身の印象を持たれやすい点も見逃せません。デートに誘ったのが自分なら、時間のたたき台も自分から出すのが自然な流れです。
鉄則は「たたき台+相手の都合」
好印象につながりやすいのは、具体的な時間を1つ出しつつ、相手の都合も必ず聞く形です。決める手間は自分が引き受け、最終的な判断は相手に委ねる。この組み合わせが、強引さと丸投げのちょうど中間になります。
ランチしたいから12時に◯◯駅集合はどう?時間、都合悪かったら合わせるよ
同じ「合わせるよ」でも、先にたたき台があるだけで印象はまったく変わります。相手は「12時でOK」と返すだけで済み、都合が悪ければ「13時でもいい?」と気軽に返せるからです。
自分の都合に制約があるなら、先にそれを伝えるのも親切です。たとえば次のような言い方なら、相手は残りの範囲から選べばいいので迷いません。
- 「土曜は午前中に用事があるから、13時以降ならいつでも大丈夫。13時半に〇〇駅はどうかな?」
- 「夜ごはんを一緒に食べたいから、18時くらいに待ち合わせでどう?仕事の都合で遅くなりそうなら教えてね」
「何時でもいい」と「〇時がいい」の間に、「〇時以降なら大丈夫」という伝え方があることを覚えておくと、時間の調整がぐっとスムーズになります。
時間の候補は1つか、複数か
候補を1つに絞るか、2〜3個出すかは、男性の間でも意見が分かれるところです。「1つ出して決めたほうがスムーズ」「複数出すのは正直面倒」という声がある一方、「複数あると相手も選びやすい」という声もあります。複数派の男性からも、出しすぎには注意が必要だという意見が出ています。
あまり多すぎると逆に相手を迷わせます。大切なのは相手への配慮を示しつつ、スムーズに決めることです
心理学では、選択肢が多すぎると人は選ぶこと自体を先送りしやすくなるといわれています。ジャムの試食販売で、6種類を並べたときのほうが24種類を並べたときよりも購入につながりやすかった、という実験は有名です。
時間の決め方に当てはめると、基本は1つのたたき台を出し、相手の予定が読めないときだけ2つ程度にするのがちょうどいいでしょう。「12時か13時のどちらかでどう?」くらいなら、相手の負担にはなりません。「11時、12時、13時、14時のどれがいい?」と並べるのは、実質的に丸投げと変わらないので避けましょう。
時間を決めるLINEは「1往復で終わる」形に
時間を聞くメッセージは、相手が一言で返せる形にしておくのが理想です。「何時にする?」だけだと、相手は自分の予定を確認して、時間を考えて、文章にして……と何ステップも必要になります。
特に夜遅くのLINEは、考えて返すのが面倒で翌日に回されがちです。
夜中にライン送られてきたとしても返信を考えて送信するのは疲れるので翌日に返す、事は自分ならよくありますけどね。
「12時に〇〇駅でどう?」なら、相手は「いいよ!」で完結します。やりとりの回数が減るほど、返信の遅れで決まらないリスクも減らせます。お互いの仕事や予定がある中で、相手の時間を奪わない配慮もデートの準備の一部です。
関係性・シーンで変わる時間決めの柔軟さ
時間の決め方は、2人の関係性によって少しずつ変えていくのが自然です。
初デート・付き合う前は男性から具体的に
初デートや、付き合う前の段階では、こちらから具体的な時間を提案するのが基本です。相手はまだあなたのペースを知らず、遠慮もあります。「何時がいい?」と聞かれても、本音を言いにくい時期です。
最初のデートなら、あなたから具体的に提案すると誠意が伝わりやすい。すでに何度か会っているなら、相手の希望を聞くスタイルも自然。
マッチングアプリや婚活で知り合った相手なら、なおさら具体性が大切です。待ち合わせ時刻があいまいなまま前日を迎えると、「関わる気がないのかな」と判断されてしまうこともあります。初めて会う日は緊張もあるので、2〜3時間程度で切り上げられる時間設定にしておくと、相手も安心して約束しやすくなります。
誘う段階で日程が合うか不安なら、相手が断りやすい聞き方を意識しましょう。
『土日、いかがですか?お忙しければ、空いている日を教えて欲しいです!』という感じかなと思っています。
付き合ってからは「2人で決める」に移っていく
何度か会って関係が深まってきたら、相手の希望を先に聞くスタイルも自然になってきます。「土曜、何時ごろから動けそう?」と聞けば、相手の生活リズムに合わせたデートが組めます。
ただし、相手の希望を聞くことと、決めるのを任せきりにすることは別物です。相手が「どっちでもいい」と言ったら、そこからはこちらが引き取って決める。この切り替えができると、頼りがいのある印象につながります。
前日・当日の確認LINEは短く
時間が決まったあとも、前日に一言確認を入れておくと安心です。決めてから日にちが空いていると、勘違いや思い違いが起きることもあります。
会う日が決まったら当日まで連絡いらない派だけど、忘れられたりすることがあるから、会う日の前日には連絡する。
確認LINEは「明日12時に〇〇駅ね、楽しみにしてる!」くらいの短さで十分です。当日も「今家出たよ」「少し早く着いたからカフェで待ってるね」など、状況が伝わる一言があると、相手は自分のペースで動けます。
時間が決まらない・丸投げされて困ったときの対処法
こちらが気をつけていても、相手のほうから「何時でもいい」と返ってきたり、返信が途絶えたりすることはあります。そんなときの対処法を見ていきましょう。
相手から「何時でもいい」と言われたら
相手から「何時でもいいよ」と返ってきたときは、ネガティブに受け取りすぎないことも大切です。
『いつでもいいよ』という言葉は、相手があなたとの約束を重視している証拠かもしれません。
あなたに合わせる気持ちがあるからこその返事である可能性も十分にあります。ここで「本当はどうなの?」と問い詰めるより、「じゃあ12時に〇〇駅で!もし早すぎたら言ってね」と、こちらがたたき台を出して引き取るのがスマートです。相手の言葉を信頼しつつ、逃げ道も残しておく。この2つがそろえば、相手は気持ちよく乗ってくれます。
返信が来ない・前日になっても決まらないとき
前日になっても返信がないときは、焦って何通も送るのは逆効果です。相手にも仕事や予定があり、単純に返す余裕がないだけかもしれません。まずは、相手が一言で返せる形でもう一度だけ送りましょう。
- 「明日、12時に〇〇駅でどうかな?難しそうならまた別の日にしよう」
このように、時間のたたき台と「無理なら延期でOK」を一緒に送ると、相手のプレッシャーを減らしつつ予定をはっきりさせられます。ギリギリまでお互い待ち続けて1日がつぶれるより、決められないなら延期すると早めに伝えるほうが、誠実な対応です。
待って待ってギリギリまで待ってどっちも何も出来なくなるのではなく、連絡が取れない時点で、そのせいで約束が果たしようがないから、と、その約束をキャンセル宣言しちゃうべき。
延期を伝えるときは、相手を責める言い方は避けましょう。「また都合のいい日に会おう」と添えれば、関係を壊さずにリセットできます。
決まらないことが続くなら「2人のルール」をつくる
付き合っている相手と、毎回時間がなかなか決まらないなら、2人の間でルールを決めてしまうのも1つの方法です。実際に、女性側からこんな工夫をしている声もあります。
前日の夜まで決まらないことが多くなったら、その場合はコレ!っていう定型パターンを決めるか、私のプランに従ってもらいます。
たとえば次のようなルールが考えられます。
- 時間は日にちと一緒に決める
- 前日の18時までに決まらなければ、12時に〇〇駅集合を基本にする
- 誘ったほうがたたき台を出す
ルールといっても、相手を縛るためのものではありません。お互いの準備の負担を減らし、デートそのものを楽しむための約束です。話し合うときは「いつも待たせてごめん」と、自分の側から歩み寄る姿勢を見せると受け入れてもらいやすくなります。
まとめ
デートの時間の決め方で大切なのは、テクニックよりも「相手の準備と予定を想像できるか」という一点です。最後にポイントを整理しておきます。
- 時間が決まらない間、相手はほかの予定を入れられず待機状態になっている
- 時間は遅くとも前日の夕方まで、理想は日にちと同時に決める
- 「何時でもいい」「合わせるよ」の丸投げは避け、たたき台+相手の都合で聞く
- 候補は基本1つ、相手の予定が読めないときだけ2つ程度にする
- 初デートはこちらから具体的に、関係が深まったら2人で決めるスタイルへ
- 返信がないときは一言で返せる形で再送し、難しければ早めに延期を伝える
「12時に〇〇駅でどう?都合悪かったら言ってね」。たったこれだけのLINEでも、相手の時間を大切にしていることは十分に伝わります。デート当日を楽しい時間にするための準備は、時間を決めるその1通から始まっています。
お店の決め方まで含めてLINEでのやりとりを見直したい人は、「デートの店の決め方はLINEで決まる」もあわせて参考にしてください。
