初デートのお店を探していて、「居酒屋デートはありえない」という声を目にしてドキッとした人もいるのではないでしょうか。気軽に話せて料金も手ごろな居酒屋は候補に挙がりやすい一方で、相手の反応が微妙だった経験がある人もいるかもしれません。
結論から言うと、居酒屋そのものが悪いわけではありません。この記事では、女性が「ありえない」と感じるNGパターンと、居酒屋でも好印象になる店選びと当日の立ち回りを、実際によくある声を交えながら整理していきます。
居酒屋デートは本当に「ありえない」のか?賛否両方の本音
「居酒屋デートはありえない?」という疑問への答えは、一言でいえば「相手と状況しだい」です。ただ、否定的な声が一定数あるのも事実なので、まずは賛否それぞれの本音を見ておきましょう。
「ありえない」と感じる女性がいるのは事実
初デートで居酒屋、とくに大学生がよく使うような大衆居酒屋やチェーン店を選ぶと、「軽く見られている」「本命ではないのかも」と受け取られることがあります。居酒屋には「気軽な飲み仲間と行く場所」というイメージがあり、特別な日のお店として選ばれた感じがしにくいからです。
また、女性にとって初対面の相手とお酒の席に行くこと自体に、無意識の警戒心がはたらく場合もあります。ここで注目したいのは、否定派の多くが「居酒屋そのもの」ではなく「初デートで、準備なしに」選ばれた点を問題にしていることです。
チェーンの居酒屋自体は好き。でも休日におしゃれして行く初デートで、予約なしに連れて行かれると、適当に扱われている気がして冷める。
一方で「居酒屋デートは全然アリ」という声も多い
反対に、居酒屋デートを歓迎する女性も少なくありません。料理の種類が多くて好みに合わせやすい、レストランほど緊張せずリラックスして会話できる、相手の素の性格や金銭感覚がわかる、といったメリットがあるからです。
とくにお酒好き同士なら、おしゃれなレストランより居酒屋のほうが会話が弾むこともあります。マッチングアプリで出会った相手と、まずは気楽に話したいという人にとっては、むしろ居酒屋のほうがちょうどいい場合もあるのです。
安いお店でも「ここの焼き鳥を食べさせたくて」と予約してエスコートしてくれたら、逆にキュンとする。
つまり分かれ目は店のジャンルではなく、「自分のために選んでくれた」と感じられるかどうかです。
女性が「ありえない」と感じてしまうNGパターン
では、具体的にどんな場面で「ありえない」と思われてしまうのでしょうか。よくある失敗は、大きく3つのパターンに分けられます。
予約なし・行き当たりばったり
もっとも多いのが、予約をせずに出かけてしまうパターンです。金曜や土曜の夜は人気店ほど満席になりやすく、何軒も歩き回った末に妥協したお店に入ることになれば、相手のテンションは目に見えて下がります。
「サクッと飲もう」くらいの軽い気持ちだったとしても、相手からは「計画を立てられない人」「私との時間を大事にしていない人」と映ってしまいます。チェーン店であっても、予約をしておくだけで印象はまったく違います。
行ってみたら満席で入れず、スマホで必死に店を探す姿を見て頼りないと感じた。ダサくてもいいから、せめて予約くらいはしてほしかった。
大衆すぎる・ガヤガヤした店
次に多いのが、騒がしすぎるお店を選んでしまうケースです。隣の席との距離が近く、大声を出さないとお互いの声が聞こえないような店では、初デートで一番大事な「会話」がまともにできません。
さらに、喫煙できる席が多い店や、酔ったお客さんが大声で盛り上がっているような昔ながらの大衆居酒屋は、それだけで苦手と感じる女性もいます。タバコが苦手な人も多いので、禁煙かどうかは事前に必ず確認しておきましょう。
タバコがダメなので禁煙は必須。酔っぱらいが絡んできそうな「THE・大衆居酒屋」は入った瞬間に帰りたくなる。
おしゃれして来たのに気遣いを感じない
見落としがちなのが、相手の「準備」への配慮です。初デートのために服や髪型を整えてきた相手を、普段着で行くような近所のチェーン店や立ち飲み屋に連れて行くと、「女性として見られていない」と感じさせてしまいます。
座敷の店も注意が必要です。ブーツやストッキングで来た相手にとって、靴を脱ぐのは想像以上に気が重いもの。テーブル席か掘りごたつの店を選ぶだけで、こうしたストレスは避けられます。
普段は行くお店でも、休日におしゃれして近所にもあるチェーン店に行くのは嫌。そこをわかってほしい。
店選び以外にもある「ありえない」と思われる瞬間
お店選びが完璧でも、当日の振る舞いで一気に評価が下がることがあります。居酒屋はリラックスできるぶん、本来の人柄が出やすい場所だと意識しておきましょう。
店員への態度・マナー
女性が特に厳しく見ているのが、店員さんへの態度です。タメ口で注文する、料理が遅いとイライラする、値段に文句をつけるといった振る舞いは、「いずれ自分にもこういう態度をとるのでは」と思わせてしまいます。
注文の際に「お願いします」、料理が来たら「ありがとうございます」と一言添えるだけで、印象は大きく変わります。お箸の持ち方や、音を立てて食べないといった基本的な食事マナーも、あらためて見直しておくと安心です。
明らかに年下の店員さんにタメ口で偉そうにしていた。いつかその横柄な態度が私にも向けられると思い、それだけで一発アウト。
相手の意向を無視した注文の押し付け
居酒屋ならではの落とし穴が、注文の押し付けです。相手に聞かずに飲み放題を決めてしまう、苦手な食べ物を確認せずに頼む、お酒が飲めないと言っているのに勧める。どれも「自分のペースを優先する人」という印象につながります。
注文の前に「苦手なものある?」「お酒はどのくらい飲む?」と聞くだけで、この失敗は防げます。飲み放題にするかどうかも、相手の飲むペースを確認してから決めるのが無難です。
私には一言も聞かずに飲み放題に決められた。飲めないと伝えてもお構いなしで、こちらの都合は無視なんだと冷めてしまった。
割り勘・お会計での「冷めた」体験談
居酒屋デートで最後に待ち構えているのがお会計です。楽しい時間を過ごしても、ここでの対応ひとつで印象が逆転することは珍しくありません。
1円単位の割り勘がNGな理由
割り勘そのものを嫌がる女性ばかりではありません。問題になりやすいのは、1円単位・10円単位まできっちり計算するような割り方です。金額の問題というより、「損得の対象として見られている」と感じさせてしまうことが原因です。
クーポンで少しでも自分の負担を減らそうとしたり、明らかに自分のほうが多く飲み食いしているのに均等に割ったりするのも、配慮がないと受け取られがちです。
「じゃあ1,985円ずつね」と言われて、損得勘定の対象として見られている気がして一気に冷めた。せめて端数くらいは切り捨ててほしい。
男性側からも、割り勘にしたことで関係が冷えたという声は少なくありません。
居酒屋ではすごく盛り上がっていたのに、割り勘で半分請求した途端に反応が薄くなり、そのままフェードアウトされた。
奢る・割り勘、どちらでも大事なのは「気遣い」
奢るか割り勘にするかは、関係性や価値観によって正解が変わります。ただ、どちらを選ぶにしても大事なのは「相手に気持ちよく過ごしてもらう」という視点です。
奢ってほしいわけじゃない。でも初デートで完全に割り勘だと、魅力がなかったのかなと少しショックだった。
たとえば合計4,500円なら「2,000円だけもらえる?」と端数を自分が持つだけで、スマートな印象になります。「多めに払ってあげた」と恩着せがましく言うのは逆効果です。また、奢るつもりなら当日は十分な現金かキャッシュレス決済を用意しておきましょう。お会計でもたつくと、それまでの好印象が台無しになります。
「ここまではOK、ここからNG」の境界線の見極め方
ここまで見てきたNGパターンを踏まえると、居酒屋デートが「アリ」になるか「ナシ」になるかには、はっきりとした境界線があることがわかります。
関係性の段階で判断が変わる
同じ大衆居酒屋でも、付き合ってからのデートや仕事帰りにふらっと立ち寄るなら、楽しい思い出になることが多いものです。一方で、マッチングアプリで出会ったばかりの相手との初めての食事では、「本命ではないのかも」と疑われるきっかけになりやすくなります。
付き合ってからなら大衆居酒屋も楽しい。でも関係ができていない初回のチェーン店は、本命じゃないのかもと疑ってしまう。
つまり、お店そのものの良し悪しよりも「タイミング」の問題が大きいのです。初デートでは少し落ち着いたお店を選び、関係が深まってから気取らない居酒屋に誘う、という順番を意識すると失敗しにくくなります。
大事なのは店の値段よりも「気遣いが伝わるか」
もう一つの軸が、気遣いが伝わるかどうかです。チェーン店であっても、事前に「気取らないお店でも大丈夫?」と確認していれば、受け入れてくれる女性は多くいます。
事前に「気取らない店でも大丈夫?」と聞いてくれたらチェーン店でもOK。何も言わずに決められて、会話もできない大衆店だとNG。
境界線を整理すると、次のようになります。
| 判断の軸 | OKになりやすい | NGになりやすい |
|---|---|---|
| 予約 | 事前に予約済み | 予約なし・当日探す |
| 雰囲気 | 落ち着いて話せる | 騒がしい・喫煙可 |
| 席 | 半個室・テーブル席 | 座敷・密室すぎる席 |
| 事前確認 | 好みや希望を聞く | 一方的に決める |
| 関係性 | 付き合ってから | 初対面・初デート |
価格が安いことそのものより、「行き当たりばったり」と「相手の意向の無視」がNGラインだと覚えておきましょう。
居酒屋デートを成功させる店選びと当日の立ち回り
最後に、居酒屋デートを成功させるための具体的なポイントをまとめます。ここを押さえておけば、「ありえない」と思われる心配はぐっと減らせます。
半個室・1人5,000円前後からが目安
初デートの居酒屋選びでは、周りの目や声を気にせず話せる半個室がおすすめです。完全な個室やカップルシートは、まだ関係ができていない段階では「距離を詰めすぎ」と警戒されることもあるので、適度に開けた空間がちょうどいいでしょう。
価格帯は、社会人なら1人5,000円前後がひとつの目安とされ、都市部の落ち着いた店や飲み放題付きコースでは6,000〜8,000円程度になることもあります。ただし、高ければいいわけではありません。学生同士なら3,000〜4,000円台でも、落ち着いて話せる店なら十分です。
1人5,000円前後の落ち着いた個室居酒屋が最低ライン。隣が近くて大声を出さないと聞こえない店は、初デートでは絶対NG。
予約は必須、清潔感のある店を選ぶ
予約は必ず入れておきましょう。グルメサイトの口コミや写真で、店内の雰囲気と清潔感、とくにトイレなど水回りがきれいかどうかを確認しておくと安心です。女性は水回りの清潔さを意外と気にしています。
あわせて、待ち合わせ場所から歩いて行ける駅近の店を選ぶ、禁煙かどうかを確認する、料理のメニューが豊富な店を選ぶといった点もチェックしておきましょう。万が一の臨時休業に備えて、近くの候補を1軒用意しておくとさらに安心です。
飲みすぎない、会話のペースを大事にする
居酒屋デートで一番気をつけたいのが、お酒の飲みすぎです。緊張をほぐそうとしてペースが上がると、声が大きくなったり、一人でしゃべり続けてしまったりしがちです。
緊張して乾杯のビールを一気飲み。饒舌にはしゃぐ僕の前で彼女は苦笑いで、その後連絡が途絶えた。
お酒は相手のペースに合わせ、自分が話すのと同じくらい相手の話を聞くことを意識しましょう。帰りは終電より余裕をもって解散するのが理想です。「もう少し話したかった」と思えるくらいで切り上げるほうが、次のデートにつながりやすくなります。
お会計はスマートに
お会計は、相手がお手洗いに立ったタイミングで済ませておくか、席で店員さんを呼んでさっと支払うのがスマートです。レジ前で財布を出し合って金額を計算する時間は、できるだけ作らないようにしましょう。
相手が「払います」と言ってくれた場合は、無理に断らず「じゃあ次のお茶をお願いしてもいい?」と返すのもひとつの方法です。相手の気持ちを尊重しつつ、次に会うきっかけにもなります。
まとめ
居酒屋デートが「ありえない」と言われるのは、居酒屋というジャンルそのものではなく、予約なし・騒がしい店・相手への配慮不足といった「気遣いのなさ」が原因です。初デートで大衆居酒屋やチェーン店を選ぶと、そうした印象を持たれやすくなります。
逆に言えば、半個室で落ち着いて話せる店を予約し、相手の好みを聞き、飲みすぎずにスマートにお会計を済ませれば、居酒屋は相手の素顔を知れる素敵なデート場所になります。大切なのは、お店の値段よりも「あなたと楽しい時間を過ごしたい」という気持ちが伝わるかどうかです。
