初デートは、お互いの印象を大きく左右する重要な時間です。ちょっとした気遣いや振る舞いが好感度を上げることもあれば、無意識の行動が致命的なマイナス評価につながることも少なくありません。
男性が良かれと思ってとった行動が、必ずしも女性に喜ばれるとは限らないのが初デートの難しいところです。
女性が初デートの際に男性のどのような部分を見ているのか、どのような行動に安心感を覚え、何に対して不信感を抱くのか。
事前準備から当日の振る舞い、そして別れ際のアフターフォローに至るまで、男性が気をつけるべき具体的なポイントを解説します。
目次
第一印象を決定づける身だしなみと清潔感

初対面やそれに近い状態でのデートにおいて、第一印象の大部分は視覚的な情報によって決まります。
中でも「清潔感」は、最低限のマナーであると同時に、相手に対する最大の気遣いでもあります。清潔感がないと判断された時点で、その後の会話や気遣いがどれほど素晴らしくても、挽回することは非常に困難になります。
「服のブランドより、シワがないか、靴が汚れていないかを見ます。髪の毛のフケとか論外です」
高価なブランド服を身にまとう必要はありません。
重要なのは、サイズの合った服を選び、シワや汚れがない状態にしておくことです。首元がヨレているTシャツや、アイロンがけされていないシャツは、だらしない印象を与えます。
また、足元は意外と見られているポイントです。どれだけ服装が整っていても、靴が泥で汚れていたり、かかとがすり減っていたりすると、細部に気を配れない人だという印象を持たれてしまいます。
「香水がきつすぎる人は、一緒に歩いていて気分が悪くなることがあります。無臭か、ほのかに柔軟剤が香るくらいが一番安心します」
視覚と同様に嗅覚への配慮も不可欠です。
体臭や口臭のケアは必須ですが、香水のつけすぎには注意が必要です。香りの好みは人それぞれ異なるため、強い香りは相手に不快感を与えるリスクがあります。
シャワーを浴びて清潔な状態を保ち、制汗剤やほのかに香る柔軟剤程度に留めておくのが無難です。
さらに、髪型は寝癖を直し、清潔に整えること。伸びっぱなしの髭や鼻毛、手入れされていない爪などは、不潔な印象に直結します。
食事の際、グラスを持つ手やテーブルに置いた手は必ず視界に入ります。爪は短く切り、汚れがない状態にしておくことが大前提となります。
相手を思いやるお店選びとプランニング

デートのプランニングは、相手への思いやりが最も表れる部分です。独りよがりな計画を立てるのではなく、相手の好みや状況に寄り添った選択が求められます。
「何でもいいよと言われるより、いくつか候補を出して選ばせてくれる方が嬉しい。自分のために考えてくれたという気持ちが伝わります」
「何を食べたい?」と丸投げするのではなく、事前にある程度の好みをリサーチした上で、ジャンルの異なるお店の候補を3つほど提示するのがスマートです。
イタリアン、和食、カフェ飯など、選択肢を用意することで、相手も選びやすくなります。また、アレルギーや苦手な食材がないかを事前に確認しておくことで、気遣いができる人という好印象を与えることができます。
「人気のお店だからと予約なしで行って、外で長時間待たされた時はテンションが下がりました」
お店が決まったら、必ず予約を入れておくこと。週末や食事時など、混雑が予想される時間帯に予約なしでお店に向かい、満席で入店できないという事態は、デートの雰囲気を大きく損ないます。
スムーズに席に案内されることで、計画性があり頼りがいのある男性として認識されます。
待ち合わせ場所の設定にも配慮が必要です。分かりにくい場所や、屋外で天候の影響を直接受ける場所は避けるべきです。
雨の日や気温が極端に高い日、低い日に外で待たせるのは相手の負担になります。駅の改札前や、分かりやすい商業施設の中など、屋内で快適に待てる場所を選ぶのが適切です。
会話を盛り上げるための意識と避けるべき話題

初デートの会話は、お互いを知るための大切なコミュニケーションの場です。沈黙を恐れるあまり、自分の話ばかりをしてしまうのは逆効果になります。
「ずっと自分の仕事の自慢話ばかりされて、相槌を打つだけで疲れました。私には興味がないのかなと感じてしまいます」
会話の基本はキャッチボールです。相手の話に耳を傾け、共感を示す「聞き上手」になることが重要です。
質問をする際は、「はい」か「いいえ」で終わってしまう質問ではなく、「休日はどんなことをして過ごすのが好きですか?」「最近ハマっていることはありますか?」といった、相手が自由に話しやすい質問を投げかけることで、会話が広がりやすくなります。
「過去の恋愛とか、家族のこととか、初対面でズカズカ聞かれると引いてしまいます。もっと当たり障りのない話から仲良くなりたいです」
初対面やまだ関係性が浅い段階で、深いプライベートに踏み込む話題は避けるべきです。過去の恋愛事情、家族の深い話、年収や家賃などの金銭的な話題は、相手に警戒心を抱かせます。
また、政治や宗教の話題、他人の悪口、ネガティブな発言も、楽しいはずのデートの雰囲気を暗くしてしまうため控えましょう。
共通の趣味、好きな食べ物、最近面白かった映画や本など、明るくポジティブな話題を選ぶことで、お互いにリラックスして楽しむことができます。
デート中の振る舞いや態度に表れる人間性

デート中は、会話の内容だけでなく、無意識の振る舞いや態度が細かく観察されています。他者への接し方やマナーから、その人の本質が推測されます。
「店員さんにタメ口だったり、横柄な態度を取る人を見た瞬間、次はないなと確信します。将来、自分にもそういう態度を取るんだろうなと想像してしまいます」
飲食店やショップの店員に対する態度は、非常に重要なチェックポイントです。
相手がサービスを提供する立場だからといって、横柄な態度をとったり、高圧的な言葉遣いをしたりする人は、相手への敬意に欠けると判断されます。
店員に対しても「ありがとうございます」と自然に言える謙虚な姿勢が、信頼感につながります。
「クチャクチャ音を立てて食べたり、お箸の持ち方が汚いと、一緒に食事をするのが恥ずかしくなります」
食事のマナーは、育ってきた環境や日頃の習慣が如実に表れます。食べ物を口に入れたまま話す、咀嚼音を立てる、ひじをついて食べるなどの行為は、同席している相手に不快感を与えます。
テーブルマナーの細部まで完璧である必要はありませんが、一緒に食事をする相手への最低限の配慮として、美しく食べる意識を持つことが求められます。
「ヒールを履いているのに、どんどん先を歩いて行ってしまう人は思いやりがないと感じます。歩幅を合わせてくれるだけでキュンとします」
歩くペースへの配慮も忘れてはいけません。女性がヒールを履いている場合、男性と同じペースで歩くのは負担になります。
相手の歩幅に合わせてゆっくり歩く、階段や段差がある場所では声をかける、車道側を歩くなど、細やかな気配りができる男性は魅力的に映ります。
また、デート中に頻繁にスマートフォンを触る行為は、「つまらないのかな」「自分に集中していない」という印象を与えます。
急ぎの連絡がある場合を除き、スマートフォンはバッグやポケットにしまい、目の前の相手との時間を大切にする姿勢を示すことが重要です。
スマートなお会計と適切な解散時間

食事やデートの終盤、お会計のシーンは男性のスマートさが試される瞬間です。
「トイレに行っている間に済ませてくれていて、とてもスマートでドキッとしました」
相手に気を使わせない支払いのタイミングとして、相手が席を外している間にお会計を済ませておくのは非常に有効な手段です。
レジ前で財布を出し合って「いくら払う?」「ここは私が出すよ」といったやり取りを省くことで、スムーズにお店を出ることができます。
もし割り勘にする場合でも、レジ前で細かく計算するのではなく、一旦男性がまとめて支払い、店を出た後で「〇〇円だけお願いしてもいいかな?」とキリのいい金額を伝えるのがスマートです。
決して恩着せがましい態度を取らないことが大切です。
「初日から夜遅くまで連れ回されると警戒します。2時間くらいでサクッと解散する方が、また会いたいと思えます」
初デートの時間は、少し物足りないくらいで解散するのが理想的です。最初から長時間のデートを計画すると、お互いに気を使って疲れてしまいます。
「もう少し話したかったな」と思える2〜3時間程度の食事やお茶だけで切り上げることで、次のデートへの期待感が高まります。
終電を気にさせるような遅い時間まで引き留めるのは、相手に警戒感や疲労感を与えてしまうため避けるべきです。
別れ際から帰宅後のアフターフォロー

デートは別れたら終わりではありません。別れ際の態度や、その後の連絡が、次につながるかどうかを決定づけます。
「バイバイした後に振り返って手を振ってくれたりすると、最後まで気を使ってくれているのが分かって好感度が上がります」
駅の改札やタクシーに乗る際など、別れ際は笑顔で「今日は楽しかったです、ありがとう」と感謝の気持ちをはっきりと伝えます。
相手が見えなくなるまで見送る、あるいは振り返って手を振るなどの行動は、余韻を美しく残す効果があります。あっさりと背を向けて帰ってしまうと、少し寂しい印象を与えてしまいます。
「今日はありがとうというシンプルなLINEがその日のうちに来ると安心します。長文すぎると少し重く感じます」
帰宅後は、その日のうちに必ずお礼の連絡を入れます。
「無事に家に着きましたか?今日は〇〇の話ができて楽しかったです。ごちそうさまでした(または、ありがとうございました)」といった、シンプルで温かみのあるメッセージが適しています。
あまりに長文のメッセージや、すぐに次のデートの日程を強引に決めようとする内容は、重いと感じられる可能性があります。
まずは相手が無事に帰宅したかの確認と、時間を共有してくれたことへの感謝をシンプルに伝えることで、誠実な印象を決定づけることができます。
